テストNo.89 アメリカ・カナダ遠征1986第8戦

English 写真 機関誌
昭和61年(1986)6月7日 スワンガード
日本代表 26-21 カナダ代表
有終の逆転勝ち
No.244★89 アメリカカナダ遠征1986第8戦
1986年6月7日 G:スワンガード R:ニクソン(米) KO 14:30
日本代表2621カナダ代表
1八角 浩司(トヨタ)1291ランディー・マッケラー
2藤田  剛(日新製鋼)14122カール・スボボダ
3相沢 雅晴(リコー) 3ビル・ハンソン
C4林  敏之(神鋼)2T04ロー・ハインソン
5大八木 淳史(神鋼)2G0C5ハンス・ドグディ
6越山 昌彦(山梨教員)0PG26ロッド・フレイム
7ホポイ・タイオネ(東京三洋)0DG17ゴード・マッキノン
8千田 美智仁(釜石)8グレン・エニス
9小西 義光(サントリー)3T29イアン・スチュアート
10松尾 勝博(同大)1G210イアン・ハイド・レイ
11大貫 慎二(サントリー)0PG011ジョン・レッキー
12平尾 誠二(神鋼)0DG012トム・ウッズ
13朽木 英次(トヨタ)13ポール・バエセン
14ノフォムリ・タウモエフォラウ(東京三洋)11414パット・パーマー
15向井 昭吾(東芝府中)15マーク・ワイアット
得点:T小西2、松尾勝博、大貫、朽木、G平尾3

 北米遠征の最終戦、日本カナダとのテストマッチに勝ち、この遠征の成績を4勝3敗1分けとし、日本のテストマッチ連敗記録を止めてくれた。「日本の攻撃的なディフェンスが勝利を生んだ。前半22分相手ボールのスクラムにプレッシャーをかけた日本は、こぼれ球を小西義がトライしたのをはじめ、スクラムからの果敢なサイド攻撃によるトライ(後半5分、小西義)など計5トライはすべて前へ出ての積極プレーから生まれた。後半疲れがみえたところでスクラムトライ(18分)を許すなど苦戦を強いられたが逃げ切った」(サンスポ)。「最大の収穫は、後半残り20分を戦い切れるスタミナがついたことだ。最終戦でも5点差を追いかけられ、残り10分はカナダの猛攻にさらされたが、DFに集中できてしのぎ切れた。全24トライ中、残り20分で8トライを奪っているのもその証明になっている」(サンスポ、宮地克実監督)。また宮地監督は朽木、松尾、桜庭らの若手が成長したと述べている。