テストNo.91 イングランド・スコットランド遠征1986第8戦

昭和61年(1986)10月11日 トゥイッケナム

日本代表 12-39 イングランド代表

前半リードの大健闘も逆転負け

No.252★91 イングランドスコットランド遠征1986第8戦
1986年10月11日 G:トウィッケナム R:R.メグソン KO 14:45
日本代表 12 39 イングランド代表
1 木村 敏隆(ワールド) 12 6 1 ガレス・チルコット
2 藤田  剛(日新製鋼) 0 33 2 ブライアン・ムーア
3 相沢 雅晴(リコー) 3 ゲイリー・ピアース
4 桜庭 吉彦(釜石) 1 T 1 4 ナイジェル・レッドマン
5 栗原 誠治(早大) 1 G 1 5 スティーブ・ベインブリッジ
6 宮本 勝文(同大) 2 PG 0 6 ジョン・ホール
C7 林  敏之(神鋼) 0 DG 0 7 ゲイリー・リーズ
8 千田 美智仁(釜石) 8 ディーン・リチャーズ
9 小西 義光(サントリー) 0 T 5 C9 リチャード・ヒル
10 松尾 勝博(同大) 0 G 5 10 スチュアート・バーンズ
11 大貫 慎二(サントリー) 0 PG 1 11 ローリー・アンダーウッド
12 平尾 誠二(神鋼) 0 DG 0 12 サイモン・ハリディ
13 朽木 英次(トヨタ) 13 ジェミー・サーモン
14 ノフォムリ・タウモエフォラウ(東京三洋) 14 マーク・ベイリー
15 向井 昭吾(東芝府中) 15 マーカス・ローズ
得点:T小西、G松尾、PG松尾2

 同じくサンスポ掲載の私のリポートを引用する。「胸の熱くなる日本代表の立ち上がりだった。からだを張ったプレーが相次いで飛び出し、世界最古の協会の代表に、敢然と襲いかかる。目の肥えた2万5千の観衆がワンプレーごとに『ウーン』とうなり、拍手を送る展開が続いた。小柄な小西が防御を振り切り、50メートルを走りきって先制トライを奪ったときは、観衆に驚きの色が走ったほど。インターナショナルボード加盟国とのテストマッチで、前半をリードしたのは初めてのことだ。よく頑張った選手たちに強化委員の一人として感謝したい。後半、サイド攻撃に切り替えたイングランドFWのパワー攻撃に力尽きたが、ずるずるとトライを重ねられるのでなく、驚嘆の歓声が随所に上がるなど、日本は林主将らの素晴らしいタックルがゲームを引き締めた。(中略)フランス遠征の落ち込みから立ち直った日本。本場の観衆を“青くさせる”までにもうひと息。来年のW杯での再戦に期待」。