テストNo.95 第1回ラグビーワールドカップ(NZ・豪州)第3戦

English 写真 機関誌
昭和62年(1987)6月3日 シドニー
日本代表 23-42 豪州代表
日本最後に大暴れ 23点取った
No.260★95 第1回ラグビーワールドカップ(NZ・豪州)第3戦
1987年6月3日 G:シドニー R:フレミング(S) KO 15:00
日本代表2342豪州代表
1木村 敏隆(ワールド)13161エンリケ・ロドリゲス
2藤田  剛(日新製鋼)10262マーク・マクベイン
3相沢 雅晴(リコー) 3マーク・ハーティル
C4林  敏之(神鋼)2T34スティーブ・カトラー
5桜庭 吉彦(釜石)1G25ロス・レイノルズ
6宮本 勝文(同大)1PG0C6サイモン・ボイデビン
7河瀬 秦治(大阪教員)0DG07サイモン・コーディー
8シナリ・ラトゥ(大東大)8スティーブ・タイナマン
9生田 久貴(三菱商事)1T59ブライアン・スミス
10平尾 誠二(神鋼)0G310マイケル・ライナー
11沖土居 稔(サントリー)1PG011マシュー・バーク
12吉永 宏二郎(マツダ)1DG012マイケル・クック
13朽木 英次(トヨタ)13アンドリュー・スラック
14ノフォムリ・タウモエフォラウ(東京三洋)9614ピーター・グリッグ
15向井 昭吾(東芝府中)15デビッド・キャンピージー
交代【豪】キャンベル⑧、パプワース⑫
得点:T朽木2、藤田、G沖土居、PG沖土居2、DG沖土居

 日本代表の最終戦はシドニーで行われ、日本は優勝候補の地元オーストラリアを苦しめる健闘を見せて気を吐いた。「日本の闘志が豪州を受身に立たせた。開始1分に沖土居が40メートルのロングPGを決め、12分、24分に朽木がトライを奪って、豪州をリードする展開でスタンドを沸かせた。後半も沖土居の50メートル近いDG、藤田のトライなどで追撃。オープンにタマの散る、見応えのある試合となった。それでも最終的には、豪州は受けて立ちながらも、技術的、体力的な差を局面局面で見せ、確実に日本の穴をついて逆転した。ノーサイド寸前の2分間にFW、BK一体となったつなぎで2トライを奪うなど、地力の差を見せつけた。『ひたむきにやれば、これだけできるんです』と宮地監督も満足そうだった」(サンスポ、田中浩特派員)。私も感激して観戦していたが、W杯の総合評価で合格点はつけられない。日本の目標は米国に勝ち、イングランドと豪州に善戦することだったのだから。