テストNo.98 NZ代表第1回来日第4戦

English 写真 機関誌
昭和62年(1987)11月1日 国立競技場
日本代表 4-106 NZ代表
ケタ違い! 106点
No.263★98 NZ代表オールブラックス第1回来日第4戦
1987年11月1日 G:国立競技場 R:フィッツジェラルド(A) KO 14:00
日本代表4106NZ代表
1木村 敏隆(ワールド)0381ステイーブ・マクドゥウェル
2藤田  剛(日新製鋼)4682ショーン・フィッツパトリック
3相沢 雅晴(リコー) 3リチャード・ロー
C4林  敏之(神鋼)0T74ブレント・アンダーソン
5大八木 淳史(神鋼)0G55ギャリー・ウェットン
6桜庭 吉彦(釜石)0PG06ジンザン・ブルック
7宮本 勝文(同大)0DG07マイク・ブリューワー
8シナリ・ラトゥ(大東大)C8ウェイン・シェルフォード
9小西 義光(サントリー)1T129ブルース・ディーンズ
10平尾 誠二(神鋼)0G1010グラント・フォックス
11沖土居 稔(サントリー)0PG011テリー・ライト
12朽木 英次(トヨタ)0DG012ジョン・シェスター
13吉永 宏二郎(マツダ)13バニー・マッカーヒル
14ノフォムリ・タウモエフォラウ(東京三洋)7614ジョン・カーワン
15向井 昭吾(東芝府中)15ジョン・ギャラハー
交代【日】村井大次郎(丸紅)⑮
得点:T沖土居

 真の世界一とはこんなものだとNZが見せつけてくれた。大人と子ども、日本が攻めたのは5分間もあっただろうか。「“屈辱の百点”。いつもは理路整然と試合を分析してみせる日比野監督も、この日ばかりは三十分以上もロッカールームに姿を消したあと、『何も言うことはありません。ご覧の通りです』と言っただけ。『いい加減にしてくれよ』と言いたくなるような強さ、うまさ、気迫だった。後半8分、日本は、ハイパントからゴール前15mのラックをとり、左ブラインドをついて朽木、沖土居とつなぎ、願望ともいえるトライをあげた。ところが、このトライがオールブラックスのプライドを刺激した。(中略)それからまるで百点を目指したような攻撃が始まった。FWは前へ前へと進撃を見せ、バックスの走りっぷりも、ゴールへの最短距離を狙った縦の突進が続いた。『ラグビーはFW』を、これほど鮮やかに見せてくれたチームもない」(読売、大塚博靖)。