平成2年(1990)3月4日 秩父宮ラグビー場
W杯予選に貴重な収穫
| No.278★102 フィジー代表第1回来日第3戦 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1990年3月4日 G:秩父宮ラグビー場 R:D.ベバン(W) KO 14:05 | ||||||
| 日本代表 | 6 | - | 32 | フィジー代表 | ||
| 1 | 太田 治(日本電気) | 0 | 前 | 16 | 1 | サイルシ・ナイツク | 
| 2 | 藤田 剛(日本IBM) | 6 | 後 | 16 | 2 | アリパテ・ランビツ | 
| 3 | 田倉 政憲(三菱京都) | 3 | モセセ・タンガ | |||
| 4 | 大八木 淳史(神鋼) | 0 | T | 3 | 4 | アリフェレティ・デレ | 
| 5 | エケロマ・ルアイウヒ(ニコニコドー) | 0 | G | 2 | 5 | ティモジ・ワイニンゴロ | 
| 6 | 梶原 宏之(東芝府中) | 0 | PG | 0 | C6 | イライティア・サバイ | 
| 7 | 中島 修二(日本電気) | 0 | DG | 0 | 7 | イリヴァシ・タンブア | 
| 8 | シナリ・ラトゥ(大東大) | 8 | イフェレイミ・タワケ | |||
| 9 | 堀越 正巳(早大) | 1 | T | 3 | 9 | パウリアシ・ターブルツ | 
| 10 | 青木 忍(大東大) | 1 | G | 2 | 10 | ヴアタ・ナリシア | 
| 11 | 吉田 義人(明大) | 0 | PG | 0 | 11 | ルケ・エレナブラ | 
| C12 | 平尾 誠二(神鋼) | 0 | DG | 0 | 12 | ノア・ナンドゥルク | 
| 13 | 朽木 英次(トヨタ) | 13 | テヴィタ・ヴォノランギ | |||
| 14 | ノフォムリ・タウモエフォラウ(三洋電機) | 4 | 反 | 10 | 14 | ニコ・バレイベラタ | 
| 15 | 山本 俊嗣(サントリー) | 15 | ワイサレ・セレヴィ | |||
| 交代【日】高橋一彰(大体大)⑤、郷田正(早大)⑭ 【フ】D.バイレワイ②、E.ロコワイロア⑩ | ||||||
| 得点:T吉田、G山本 | ||||||
第2回W杯のアジア・太平洋地区予選を1ヵ月後に控えて、日本は前回のW杯8強となり、すでに出場権を獲得しているフィジーを招聘して強化のためのテストマッチを行った。さすが世界の列強に名を連ねたフィジーは手ごわく、日本は6−32と完敗したが、W杯予選に大きな収穫を得た。「日本の攻めが悪かったというより、フィジーのディフェンスが素晴らしかった。最初の20分ぐらいで先に点を取りたかったが、それをさせてもらえず、逆にミスを持っていかれました」(宿沢監督)、「だいぶやられたけど、惜しいところもあった。最初に積極さが出ていれば……」(平尾主将、いずれもサンスポ)。
日本のトライはゴール前スクラムからラトウ、堀越、[左⑧→⑨のサインプレー]吉田とつないだもの。日本代表のどのプレーがフィジーに通用し、どこでディフェンスを破られたのかをしっかりチェックすることだ。