テストNo.102 フィジー代表第1回来日第3戦

English 写真 機関誌
平成2年(1990)3月4日 秩父宮ラグビー場
日本代表 6-32 フィジー代表
W杯予選に貴重な収穫
No.278★102 フィジー代表第1回来日第3戦
1990年3月4日 G:秩父宮ラグビー場 R:D.ベバン(W) KO 14:05
日本代表632フィジー代表
1太田  治(日本電気)0161サイルシ・ナイツク
2藤田  剛(日本IBM)6162アリパテ・ランビツ
3田倉 政憲(三菱京都)3モセセ・タンガ
4大八木 淳史(神鋼)0T34アリフェレティ・デレ
5エケロマ・ルアイウヒ(ニコニコドー)0G25ティモジ・ワイニンゴロ
6梶原 宏之(東芝府中)0PG0C6イライティア・サバイ
7中島 修二(日本電気)0DG07イリヴァシ・タンブア
8シナリ・ラトゥ(大東大)8イフェレイミ・タワケ
9堀越 正巳(早大)1T39パウリアシ・ターブルツ
10青木  忍(大東大)1G210ヴアタ・ナリシア
11吉田 義人(明大)0PG011ルケ・エレナブラ
C12平尾 誠二(神鋼)0DG012ノア・ナンドゥルク
13朽木 英次(トヨタ)13テヴィタ・ヴォノランギ
14ノフォムリ・タウモエフォラウ(三洋電機)41014ニコ・バレイベラタ
15山本 俊嗣(サントリー)15ワイサレ・セレヴィ
交代【日】高橋一彰(大体大)⑤、郷田正(早大)⑭ 【フ】D.バイレワイ②、E.ロコワイロア⑩
得点:T吉田、G山本

 第2回W杯のアジア・太平洋地区予選を1ヵ月後に控えて、日本は前回のW杯8強となり、すでに出場権を獲得しているフィジーを招聘して強化のためのテストマッチを行った。さすが世界の列強に名を連ねたフィジーは手ごわく、日本は6−32と完敗したが、W杯予選に大きな収穫を得た。「日本の攻めが悪かったというより、フィジーのディフェンスが素晴らしかった。最初の20分ぐらいで先に点を取りたかったが、それをさせてもらえず、逆にミスを持っていかれました」(宿沢監督)、「だいぶやられたけど、惜しいところもあった。最初に積極さが出ていれば……」(平尾主将、いずれもサンスポ)。
 日本のトライはゴール前スクラムからラトウ、堀越、[左⑧→⑨のサインプレー]吉田とつないだもの。日本代表のどのプレーがフィジーに通用し、どこでディフェンスを破られたのかをしっかりチェックすることだ。