テストNo.103 第2回RWCアジア太平洋地区予選(日本)第1戦

English 写真 機関誌
平成2年(1990)4月8日 秩父宮ラグビー場
日本代表 28-16 トンガ代表
日本好発進、トンガ圧倒
No.280★103 第2回RWCアジア太平洋地区予選(日本)第1戦
1990年4月8日 G:秩父宮ラグビー場 R:L.ビアード(W) KO 14:45
日本代表2816トンガ代表
1太田  治(日本電気)1871テビタ・ラバキ
2藤田  剛(日本IBM)1092ソアネ・フィナウ
3田倉 政憲(三菱京都) 3イノケ・フィナウ
4林  敏之(神鋼)1T14テウタウ・ロトアヘア
5大八木 淳史(神鋼)1G05シオネ・パレナバ
6梶原 宏之(東芝府中)4PG16フェタイヤキ・ラギ
7中島 修二(日本電気)0DG07セミ・ベエハラ
8シナリ・ラトゥ(三洋電機)C8シアオシ・アティオラ
9堀越 正巳(早大)1T09ナファ・トゥフイ
10松尾 勝博(ワールド)0G010キテ・トゥイバイララ
11吉田 義人(明大)2PG311クゥードゥズ・フィエレア
C12平尾 誠二(神鋼)0DG012シオネ・アマナキ・バハアコロ
13朽木 英次(トヨタ)13イシレリ・タプエルエル
14郷田  正(早大)151214リウエリ・フシマロヒ
15細川 隆弘(神鋼)15タリ・エテアキ
交代【ト】T.K.フォトゥ⑥、T.ルトゥア⑧
得点:Tペナルティトライ、吉田、G細川、PG細川6

 W杯予選に日本は好スタートを切った。前半7分ゴール前のスクラムで日本がプッシュすると、トンガのフロントローがスクラムを崩したという反則で、日本がペナルティトライを得た。この試合、FB細川がPGを確実に決めて、ゴールキッカー不在で苦しんでいた日本に光明をもたらした。トンガはFWが力強いタテ攻撃を繰り返すが、日本は早いディフェンスと激しいタックルでトンガの攻撃を未然に抑えることに成功する。バックスも鋭い出足でトンガを圧倒し、反則を誘っては細川がPGを決める。
 後半21分、日本は連続攻撃でトンガ陣に攻め込み、左へ大きく展開、飛ばしパスを受けた吉田が左隅に飛び込んだ。トライ数は2対1だったが、日本は要所で決めた細川の6PGが効いて、本大会の出場権獲得に大きく前進した。