テストNo.105 第2回RWCアジア太平洋地区予選(日本)第3戦

平成2年(1990)4月15日 秩父宮ラグビー場

日本代表 11-37 西サモア代表

西サモアに敗れW杯はBグループ

No.282★105 第2回RWCアジア太平洋地区予選(日本)第3戦
1990年4月15日 G:秩父宮ラグビー場 R:B.スターリング(I) KO 14:45
日本代表 11 37 西サモア代表
1 太田  治(日本電気) 4 25 C1 ピーター・ファティアロファ
C2 藤田  剛(日本IBM) 7 12 2 スタン・トゥマラタイ
3 田倉 政憲(三菱京都) 3 アファ・レウウ
4 林  敏之(神鋼) 1 T 4 4 ピーター・レアバイ
5 大八木 淳史(神鋼) 0 G 3 5 ペレイウプ・フワタイ
6 梶原 宏之(東芝府中) 0 PG 1 6 シラ・バイファレ
7 中島 修二(日本電気) 0 DG 0 7 ダニー・カレオパ
8 シナリ・ラトゥ(三洋電機) 8 デービッド・シュスター
9 渡辺 晴弘(中大OB) 1 T 2 9 ミロバレ・モケ
10 松尾 勝博(ワールド) 0 G 2 10 フィリポ・サエナ
11 吉田 義人(明大) 1 PG 0 11 トゥポ・ファーマシノ
12 朽木 英次(トヨタ) 0 DG 0 12 ケネティ・シオ
13 吉永 宏二郎(マツダ) 13 トォ・マノオ
14 郷田  正(早大) 12 23 14 ティモン・タガロア
15 細川 隆弘(神鋼) 15 アネテレア・アイヨルポ
交代【日】高橋一彰(トヨタ)①、薫田真広(東芝府中)② 【西】S.レマメヤ⑤、平尾主将欠場で、藤田がゲームキャプテン
得点:T藤田、吉田、PG細川

 西サモアはW杯でもベスト8入りが有力な強豪だ。日本も予選突破を確実にして、思いきってのチャレンジだったが壁は厚かった。W杯出場を決めた日本は、左肩を痛めた平尾を休ませ藤田がゲームキャプテンを務めた。

 日本サモアのFWのパワーに苦しみ、結局6トライを許して完敗した。前半に4トライを取られて4−25と差をつけられ、このままずるずると大敗するかと思われたが、後半は立て直してトライ数1対2で7−12と健闘した。このあたりが日本の進歩といえる。日本は連続攻撃から吉田が決める“トライを取る形”ができ、吉田はテストマッチ6試合連続トライをあげた。

 日本はアジア太平洋地域2位でW杯に出場、本大会でスコットランドアイルランド、両強のどちらかを倒せばジンバブエに勝って決勝トーナメント出場という夢がふくらんできた。宿沢ジャパン頑張れ!