テストNo.108 アメリカ・カナダ遠征1991第1戦

平成3年(1991)4月27日 ミネアポリス

日本代表 9-20 アメリカ代表

アメリカに逆転負け

No.291★108 アメリカカナダ遠征1991第1戦
1991年4月27日 G:ミネアポリス R:L.ビアード(W) KO時間不明
日本代表 9 20 アメリカ代表
1 高橋 一彰(トヨタ) 9 0 1 クリス・リバート
2 藤田  剛(日本IBM) 0 20 2 トニイ・フレイ
3 田倉 政憲(三菱京都) 3 ノーマン・モットラム
4 林  敏之(神鋼) 0 T 0 4 ケビン・スウォーズ
5 エケロマ・ルアイウヒ(ニコニコドー) 0 G 0 5 ビル・リバシー
6 梶原 宏之(東芝府中) 2 PG 0 6 デニス・ゴンザレス
7 中島 修二(日本電気) 1 DG 0 7 ロブ・フェアリー
8 大内 寛文(龍谷大) C8 ブライアン・ヴィザード
9 村田  亙(東芝府中) 0 T 3 9 バリー・デイリー
10 松尾 勝博(ワールド) 0 G 1 10 マーク・デジョン
11 吉田 義人(伊勢丹) 0 PG 1 11 ゲイリー・ハイン
C12 平尾 誠二(神鋼) 0 DG 1 12 ジョー・バーク
13 朽木 英次(トヨタ) 13 マーク・ウィリアムズ
14 郷田  正(九電) 9 15 14 ケビン・ヒンギス
15 細川 隆弘(神鋼) 15 レイ・ネルソン
交代【日】元木由記雄(明大)⑫
得点:PG細川2、DG松尾

 日本代表は秋の本番に向かってチームを磨き上げる場にアメリカカナダ遠征を選んだ。パワフルな相手に80分力を出しきれるチームづくりを目指して。試合を観戦できないのでラグマガ、永田洋光のリポートを引用する。「前半をあえて風下に陣取り、9点差をつけられながらも、じっと日本の出方をうかがっていたアメリカが、後半に入ったとたん、一気に猛反撃を開始した。2分、日本陣ゴール前スクラムをプッシュ、反則を誘ってPG成功。6分にはタックルド・ボールを拾ったM.ウィリアムズがトライ。あっという間に9点のリードが2点に縮まった。前半からFW戦で優位に立っていたアメリカは、強風を利用して後半のほとんどを日本陣でプレー。その後2T、1G、1DGを加えて第1戦をモノにした。日本は風上の前半、細川の2PG、松尾の48メートルDGで9点を上げたが、ラインアウトを筆頭にFWが力負けし、思ったより攻められなかった」。ノートライに終わった日本に不安が残る。