テストNo.113 第2回ラグビーワールドカップ(イングランド他)第2戦

平成3年(1991)10月9日 ランズダウンロード

日本代表 16-32 アイルランド代表

ミスを重ねて競り合いに敗れる

No.301★113 第2回ラグビーワールドカップ(イングランド他)第2戦
1991年10月9日 G:ランズダウンロード(ダブリン) R:コラティ(Fij) KO 15:00
日本代表 16 32 アイルランド代表
1 太田  治(日本電気) 6 19 1 ジョン・フィッツジェラルド
2 藤田  剛(日本IBM) 10 13 C2 テリー・キングストン
3 田倉 政憲(三菱京都) 3 ゲイリー・ハルピン
4 林  敏之(神鋼) 1 T 3 4 ミック・ゴールウェイ
5 大八木 淳史(神鋼) 1 G 2 5 ニール・フランシス
6 エケロマ・ルアイウヒ(ニコニコドー) 0 PG 1 6 パット・オハラ
7 梶原 宏之(東芝府中) 0 DG 0 7 ゴードン・ハミルトン
8 シナリ・ラトゥ(三洋電機) 8 ノエル・マニオン
9 堀越 正巳(神鋼) 2 T 1 9 ロブ・ソーンダース
10 松尾 勝博(ワールド) 1 G 0 10 ラルフ・キーズ
11 吉田 義人(伊勢丹) 0 PG 3 11 キース・クロッサン
C12 平尾 誠二(神鋼) 0 DG 0 12 デビッド・カーティス
13 朽木 英次(トヨタ) 13 ブレンダン・マリン
14 増保 輝則(早大) 9 11 14 ジャック・クラーク
15 細川 隆弘(神鋼) 15 ジム・ステープルス
交代【日】薫田真広(東芝府中)②、宮本勝文(三洋電機)⑥ 【ア】V.カニンガム⑪
得点:T林、梶原、吉田、G細川2

 日本は第2戦のアイルランドに、トライ数3−4と健闘しながら、結果的にはダブルスコアで敗れた。内容はスコア以上に競っていたので、本当に残念な敗戦だった。

 日本は3つのトライを奪った。前半34分にはドロップアウトからFWが見事な縦攻撃を見せてLO林がトライ。後半18分には自陣22mのPKから速攻、バックスに展開してWTB吉田がゴール前まで迫り、松尾、FL梶原と80mをつなぐ圧巻のトライ。37分にスクラムから左⑧→⑨で吉田がトライ。攻撃は計算どおりだったが、細かいミスを突かれて4トライ取られたのが誤算だった。それが実力といってしまえば身もふたもないが、16点差は射程距離内である。スクラムを含めて日本が勝っている局面も多かった。あとどこを修正すればよいのか。課題をもってチャレンジを続けよう。絶対にあきらめてはいけないのだ。