テストNo.129 第1回パシフィック・リム選手権第1戦

平成8年(1996)5月11日 秩父宮ラグビー場

日本代表 34-27 香港代表

“新生”日本香港に辛勝

No.344★129 第1回パシフィック・リム選手権第1戦
1996年5月11日 G:秩父宮ラグビー場 R:I.ハイドレイ(C) KO 14:00
日本代表 34 27 香港代表
1 中道 紀和(神鋼) 15 13 1 ロブ・グリンドレー
2 薫田 真広(東芝府中) 19 14 2 アラン・クラーク
3 高橋 一彰(トヨタ) 3 デビッド・ルイス
4 桜庭 吉彦(釜石) 0 T 2 C4 ロジャー・パターソン
5 デビッド・ビックル(神鋼) 0 G 0 5 スチュアート・クローン
6 梶原 宏之(勝沼クラブ) 4 PG 1 6 ジョン・ディングズレー
7 ブルース・ファーガソン(日野自動車) 1 DG 0 7 リチャード・シャトルワース
8 伊藤 剛臣(神鋼) 8 デュアン・デービス
9 村田  亙(東芝府中) 3 T 2 9 スティーブン・キッド
10 廣瀬 佳司(トヨタ) 2 G 2 10 ボーン・ゴーイング
11 増保 輝則(神鋼) 0 PG 0 11 マーク・ソロモン
12 アンドリュー・マコーミック(東芝府中) 0 DG 0 12 ロドニー・マッキントッシュ
C13 元木 由記雄(神鋼) 13 ロバート・サントス
14 尾関 弘樹(サントリー) 13 11 14 イシ・ツイバイ
15 松田  努(東芝府中) 15 リチャード・ムイック
交代【日】渡邊秦憲(日体大)④
得点:T廣瀬、伊藤、松田、G廣瀬2、PG廣瀬4、DG廣瀬

 山本巌監督の初戦に、日本香港を破って白星スタートを切った。トライ数は日本の3対4。SO廣瀬の1T、2G、4PG、1DGと一人で24点を稼ぐ大活躍に救われた感があった。勝利の喜びを味わいながらも、ミスがからんで香港に与えた4トライが反省させられる。

「『勝ってよかった。ホッとしています』。一人で24点を叩き出した廣瀬、初キャップでトライをあげた伊藤、3トライすべてにからんだSH村田が声をそろえた。山本監督、元木主将体制で初のテストマッチは、香港戦史上最多失点での辛勝。(中略)廣瀬は昨年のW杯で、平尾の電撃復帰によりレギュラーから外された苦い経験がある。一度抜かれても追うタックル、25mを走りきったチーム初トライは『まだ日本を代表する選手になっていないという自覺』が生んだもの。トヨタでの新人研修と代表合宿を往復しながら、今度こそジャパンの司令塔定着を狙う」(スポニチ、中出健太郎)。