平成11年(1999)5月1日 秩父宮ラグビー場
カナダに競り勝つ
No.373★153 第4回パシフィック・リム選手権第1戦 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
1999年5月1日 G:秩父宮ラグビー場 R:M.タラブシ(Sam) KO 13:06 | ||||||
日本代表 | 23 | - | 21 | カナダ代表 | ||
1 | 中道 紀和(神鋼) | 13 | 前 | 10 | 1 | ロッド・スノー |
2 | 長谷川 慎(サントリー) | 10 | 後 | 11 | 2 | パット・ダンクリー |
3 | 笠井 建志(東芝府中) | 3 | ジョン・ティール | |||
4 | ロバート・ゴードン(東芝府中) | 1 | T | 1 | 4 | ジョン・テイト |
5 | 田沼 広之(リコー) | 1 | G | 1 | 5 | トニー・ヒーリー |
6 | 渡邊 泰憲(東芝府中) | 2 | PG | 1 | 6 | ジョン・ハッチンソン |
7 | グレッグ・スミス(豊田自動織機) | 0 | DG | 0 | 7 | ダン・バー |
8 | ジェイミー・ジョセフ(サニックス) | 8 | ライアン・バンクス | |||
9 | グレアム・バショップ(サニックス) | 1 | T | 1 | C9 | ジョン・グラフ |
10 | 廣瀬 佳司(トヨタ) | 1 | G | 0 | 10 | ボビー・ロス |
11 | 増保 輝則(神鋼) | 1 | PG | 2 | 11 | コートニー・スミス |
12 | 元木 由記雄(神鋼) | 0 | DG | 0 | 12 | カイル・ニコルス |
C13 | アンドリュー・マコーミック(東芝府中) | 13 | ウィンストン・スタンレー | |||
14 | 大畑 大介(神鋼) | 14 | 反 | 8 | 14 | ジェレミー・コードル |
15 | 松田 努(東芝府中) | 15 | ジョー・バガノ | |||
交代【日】立川剛士(東芝府中)⑮、岩渕健輔(神鋼)⑪、桜庭吉彦(釜石)④、中村直人(サントリー)③、坂田正彰(サントリー)① 【カ】C.ウィテカー⑤、R.ロブソン⑧、R.バイス③ | ||||||
得点:Tマコーミック、ジョセフ、G廣瀬2、PG廣瀬3 |
第4回パシフィック・リム選手権は、アメリカ、カナダ、サモア、トンガ、フィジー、日本の6ヵ国が総当たりする方式に変わった。その第1戦に日本はカナダに23−21と競り勝った。いよいよW杯の年、平尾監督はチームの心臓部No8にジェミー・ジョセフ、SHにグレアム・バショップの元オールブラックス[当時は他国の代表経験者も日本で3年以上在籍すれば資格が得られた]を加えて勝負に出た。
さすがにこの二人は監督の期待に応えて縦横の活躍をみせ日本を勝利に導いた。日本の2つのトライはこの二人が演出したものだ。前半15分ラックからバショップが左へ走り、ディフェンスを完全に引きつけてマコーミックが先制トライをあげた。後半28分ジョセフがスクラムからサイドを突いて、勝ち越しのトライを奪った。後半36分に大畑がインゴールでタックルしてトライを防いだプレーと、廣瀬の確実なキックも勝利に大きく貢献した。