テストNo.205 第3回スーパーパワーズ選手権(4ヵ国トーナメント)決勝

平成17年(2005)5月29日 秩父宮ラグビー場

日本代表 10-15 カナダ代表

連覇逃す 粘りの防御、最後に意地

No.436★205 第3回スーパーパワーズ選手権(4ヵ国トーナメント)決勝
2005年5月29日 G:秩父宮ラグビー場 R:G.ブレン(米) KO 14:31
日本代表 10 15 カナダ代表
1 高橋  寛(東芝府中) 3 0 1 ダン・プレッチ
2 塚越  賢(東芝府中) 7 15 2 アーロン・エイブラムス
3 山村  亮(ヤマハ) 3 フォレスト・ゲイナー
4 熊谷 皇紀(NEC) 0 T 0 4 ルーク・テイト
5 ジェミー・ワシントン(日本協会) 0 G 0 5 オリー・アトキンソン
6 浅野 良太(NEC) 0 PG 0 6 マイク・ウェッブ
7 渡邊 泰憲(東芝府中) 1 DG 0 C7 マーク・ローソン
C8 箕内 拓郎(NEC) 8 スタン・マッキーン
9 辻  高志(NEC) 1 T 2 9 マット・ワインガード
10 森田 恭平(法大) 1 G 1 10 ライアン・スミス
11 小野澤 宏時(サントリー) 0 PG 1 11 ブロディー・ヘンダーソン
12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 ディーン・ヴァンキャンプ
13 大畑 大介(神鋼) 13 マット・キング
14 水野 弘貴(トヨタ) 16 13 14 クェンティン・フィフェ
15 五郎丸 歩(早大) 15 デレック・ディパック
交代【日】立川剛士(東芝府中)⑮、伊藤剛臣(神鋼)⑦、後藤翔太(神鋼)⑨、笠井建志(東芝府中)③、オツコロ(埼玉工大)⑪ 【カ】K.タカチュク①、G.クック③、A.カーペンター⑦、S.オリアリー⑤、K.パーフレイ⑥
得点:Tオツコロ、G森田、DG森田

 決勝は、アメリカを30−26で下したカナダとの試合になった。トライ数1対2で10−15という僅差での惜しい敗戦であった。日本は世界のトップグループとはまだ30点の差がある。カナダには勝たなくてはならないが、私は2トライに抑えた防御と、5点差の接戦を評価したい。強化は一段ずつ階段を上らなければならないのだ。試合後箕内主将が「もっと競った試合に持ち込みたかった」と悔やんだように日本のトライは遅すぎた。後半ロスタイムにオツコロが飛び込み、森田がゴールを決めたが、そこでノーサイドと勝敗には影響しなかった。カナダは大型FWのモールを軸に日本を崩そうとしたが、日本も固いディフェンスで堪えた。萩本監督は「開いたスペースをうまく突くことができなかった」と悔やんだが、早い時間帯にトライを取れなかったことが最後まで響いた。個人の判断力に頼るゲーム運びでトライを取ることができればよいのだが。