テストNo.227 第6回ラグビーワールドカップ(フランス他)第1戦

English 写真 機関誌
平成19年(2007)9月8日 リヨン
日本代表 3-91 豪州代表
豪州に何もできず完敗
No.463★227 第6回ラグビーワールドカップ(フランス他)第1戦
2007年9月8日 G:リヨン R:アラン・ルイス(I) KO 15:45
日本代表391豪州代表
1山本 正人(トヨタ)3231マット・ダニング
2猪口  拓(東芝)0682スティーブン・モーア
3山村  亮(ヤマハ)3アル・バクスター
4熊谷 皇紀(NEC)0T34ネイサン・シャープ
5ルアタンギ侍バツベイ(近鉄)0G15ダン・ヴィッカーマン
6渡邊 泰憲(東芝)1PG26ロッキー・エルソム
C7佐々木 隆道(サントリー)0DG107ジヨージ・スミス
8木曽  一(ヤマハ)8ワイクリフ・パールー
9矢富 勇毅(ヤマハ)0T99ジョージ・グレーガン
10小野 晃征(サニックス)0G010スティーブン・ラーカム
11小野澤 宏時(サントリー)0PG011ローテ・トゥキリ
12ナタニエラ・オト(東芝) 0DG012マット・ギタウ
13平  浩二(サントリー)C13スターリング・モートロック
14北川 智規(三洋電機)6614アダム・アシュリークーパー
15久住 辰也(トヨタ)15クリス・レイサム
交代【日】ハレ・マキリ(サニックス)⑦ 【豪】G.シェファードソン③、H.マクメニマン④、B.バーンズ⑩、D.ミッチェル⑭、A.フレイヤー②、S.ホイルズ⑧、M.ジェラード⑬
得点:PG小野

 第6回RWC、地元フランスイタリアに敗れる波乱の開幕となった翌日、深夜のテレビで息をのんで見守る前で、日本の初戦は期待を裏切る完敗となった。カーワンHCはAチームをフィジーカナダ戦に、Bチームを豪州、ウエールズに当てることにした。理由は①豪州戦後、中3日でフィジー戦が組まれている不公平、②何としても2勝したい、の2点である。結果はともあれ「目標を達成するために最善と思われる方法をとる」という指揮官の意思が明確に示されている。戦後最年少となる23歳の佐々木隆道がゲームキャプテンを務めるBチームは豪州に玉砕した。前半豪州を3トライに抑えた激しく低いタックル、粘り強いディフェンスは評価できる。残念ながら攻撃は豪州のプレッシャーの前に機能せず、後半は一方的、優勝候補の豪州のすごさにまったく何もできずに壊滅した。温存したAチームがフィジーに勝ってくれる以外に、この屈辱を晴らすことはできない。