テストNo.239 第3回IRBパシフィック・ネーションズカップ2008第5戦

English 写真 機関誌
平成20年(2008)7月5日 アピアパーク
日本代表 31-37 サモア代表
あと一歩届かずサモアに惜敗
No.476★239 第3回IRBパシフィック・ネーションズカップ2008第5戦
2008年7月5日 G:アピアパーク R:S.ウォルシュ(NZ) KO 15:10
日本代表3137サモア代表
1西浦 達吉(コカコーラW)17171ヘロシ・テア
2青木 佑輔(サントリー)14202ロレニ・タフナイ
3相馬 朋和(三洋電機)3センザス・ジョンストン
4ルーク・トンプソン(近鉄)2T2C4フィリポ・リヴィー
5北川 俊澄(トヨタ)2G25ケイン・トンプソン
C6箕内 拓郎(NEC)1PG16ジョージ・スタワーズ
7ハレ・マキリ(サニックス)0DG07セモ・シティティ
8ホラニ龍コリニアシ(三洋電機)8ヘンリー・トゥイランギ
9吉田 朋生(東芝)2T39ウアレ・マイ
10ジェームス・アレジ(日本協会)2G110エリオタ・サポル
11小野澤 宏時(サントリー)0PG111デビッド・リミ
12ライアン・ニコラス(サントリー) 0DG012アニテレア・トゥイランギ
13平  浩二(サントリー)13ヘンリー・ファアフィリ
14クリスチャン・ロアマヌ(東芝)101314エセラ・ラウイナ
15ブライス・ロビンス(NEC)15ギャヴィン・ウィリアムズ
交代【日】猪瀬佑太(NEC)①、谷口智昭(トヨタ)⑤、菊谷崇(トヨタ)⑦、田中史朗(三洋電機)⑨、大西将太郎(ヤマハ)⑬ 【サ】S.レマル①、J.ファアマトゥアイヌ⑦、D.レオ⑧、N.タウアファオ⑨、P.トエルペ⑬、R.ウォーレン⑮
得点:Tマキリ、小野澤、ロビンス、菊谷、Gアレジ4、PGアレジ

 サンスポの見出しに“5位で幕も強豪と互角の戦い”とある。私もまったく同感だった。日本は優勝のNZマオリには22−65、2位の豪州A代表には21−42と大敗している。2勝の目標も果たせずに5位であった。だが、フィジーとは12−24、サモアとは31−37と互角に渡り合った。ディフェンスが簡単に崩されなくなり、箕内主将の「確実に強くなってることを実感」というコメントがうなずける。競り合いに勝てないので、まだ本物ではないが、NZ、豪州とは“もっと戦える”、サモアフィジートンガには“勝てる”と実感させる試合内容だった。この試合では、ゴール前のラインアウトモールからトライを2つ奪い、こうすれば取れるというひとつの形を見せた。個々に強化したフィジカルな力を、緻密なチームプレーに磨き上げていけば、「これがジャパンのラグビーだ」と誇れる試合ができるだろう。カーワンHCの手腕と、ジャパンの戦士の努力を期待しよう。