平成27年(2015)8月3日 G:カナダ・バーナビ R:アンガス・ガードナー(AUS)
No.552★314 第16回WRパシフィック・ネーションズカップ 第4戦 トンガ代表戦 | ||||||
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2015年8月3日 G:カナダ・バーナビ R:アンガス・ガードナー(AUS) | ||||||
日本代表 | 20 | - | 31 | トンガ代表 | ||
1 | 稲垣 啓太(パナソニック) | 11 | 前 | 16 | 1 | テヴィタ・マイラウ |
2 | 堀江 翔太(パナソニック) | 9 | 後 | 15 | 2 | エルヴィス・タイオネ |
3 | 山下 裕史(神鋼) | 3 | ハラニ・アウリカ | |||
4 | 伊藤 鐘史(神鋼) | 1 | T | 1 | 4 | トゥクルア・ロコトゥイ |
5 | 大野 均(東芝) | 0 | G | 1 | 5 | ウイリ・コロオファイ |
C6 | リーチ マイケル(東芝) | 2 | PG | 3 | 6 | ジャック・ラム |
7 | マイケル・ブロードハースト(リコー) | 0 | DG | 0 | C7 | ニリ・ラトゥ |
8 | ホラニ龍コリニアシ(パナソニック) | 8 | ハレ・ティーポレ | |||
9 | 田中 史朗(パナソニック) | 0 | T | 2 | 9 | ソナタネ・タクルア |
10 | 小野 晃征(サントリー) | 0 | G | 1 | 10 | カート・モラス |
11 | 藤田 慶和(早大) | 3 | PG | 1 | 11 | フェトゥウ・ヴァイニコロ |
12 | 立川 理道(クボタ) | 0 | DG | 0 | 12 | ヴィリアミ・タヒトゥア |
13 | 松島 幸太朗(サントリー) | 13 | シオネ・ピウカラ | |||
14 | カーン・ヘスケス(宗像サニックス) | 16 | 反 | 14 | 14 | オトゥレア・カトア |
15 | 五郎丸 歩(ヤマハ) | 15 | ウンガコト・リロ | |||
交代【日】ツイ ヘンドリック(サントリー)⑦、平島久照(神鋼)①、畠山健介(サントリー)③、ヘイデン・ホップグッド(ー)④、クレイグ・ウィング(神鋼)⑩、日和佐篤(サントリー)⑨、ティム・ベネット(キヤノン)⑪ 【ト】シラ・プアフシ③ シンビン=リーチ、ホップグッド(日)、ラトゥ(ト) | ||||||
得点:Tツイ、PG五郎丸5 |
スクラム優勢も攻撃は不発
立ち上がりから勢いはトンガ。ピンチの連続を相手のノックオンや密集でのターンオーバーでしのいだ日本が逆に前半7分、FB五郎丸歩のPGで先制。トンガも同9分にすぐにPGを返して3−3になった。16分にはスクラムでのPKからFB五郎丸のPGで勝ち越し。この後も安定したセットプレーから日本が攻める時間が多くなり、前半25分にはトンガFLニリ・ラトゥ主将が密集での反則でシンビンに。日本が流れをつかむチャンスだったが、次に得点を取ったのはトンガ。同28分、日本にもイエローカードが出されて数的にはイーブンとなった30分。トンガはラインアウトモールを押し込み、FWがラックサイドをしつこく攻めて最後はPRハラニ・アウリカがトライし逆転。日本も同32分にWTBカーン・ヘスケスが自陣から快走し一気にトンガ陣22m内へ。さらにSO小野晃征が前に出た後、途中出場のFLツイがトライし、日本が11-10とリードした。しかし34分、40分とトンガが2本のPGを加えて、11-16でハーフタイムとなった。
後半に入ってもスクラムでの日本の優位は代わらず、2分、8分とFB五郎丸が2本のPGを決めて、日本が再逆転(17-16)。しかし後半も日本らしいテンポの良いアタックは見られず。逆にトンガは14分にFWがしっかりフェイズを重ねてゲインし、外側のスペースを攻めて左WTBフェトゥ・バイニコロが走り抜けて再逆転。
終盤、日本がテンポを上げて相手を置き去りにする想定をした時間帯になっても、試合を支配し続けたのはトンガ。ゆっくりとボールキープを続けながら、20分にSOモラスがPG、39分にはFWがフェイズを重ねて作ったチャンスに縦に走り込んできたCTBシオネ・ピウカラから、SHソナタネ・タクルアへとつないだダメ押しのトライで勝敗を決した。