長野盆地は、盆地特有の夏と冬の暑さ、寒さが厳しい地域です。また、盆地の中央を流れる千曲川は、過去幾度も大規模な洪水災害を引き起こしてきました。長野の冬は長く、そして厳しい季節です。しかし冬の間に降った雪は春になると解けて大地を潤し、桃やリンゴの花が一斉に開くとその淡い色の広がりが私たちの目を楽しませてくれます。
千曲川は夏から秋にかけての台風による大雨で増水氾濫を繰り返しますが、反面肥沃な土をもたらします。またかつて川には秋になると鮭がのぼり、貴重な蛋白源を供給してくれました。秋は蕎麦やリンゴなど大地の恵みを収穫する時期でもありました。
このように自然の恵みと厳しさを受けながら、長野盆地の人々は自然と共に暮らしています。