はじめての人影

長野盆地にはじめて人影がみられるのは、約2万年前以降のことです。旧石器時代の人々は盆地のまわりの山間部や高原地帯で移動しながら生活をしていました。この時代は現在よりも寒冷な気候で草原と針葉樹の森林が広がっていたようです。
 飯綱高原の上ケ屋遺跡では、湿地のまわりに石器をつくった作業場や石焼きバーベキューの跡などが発見されています。

上ヶ屋遺跡a石器群

上ヶ屋遺跡は、長野県の考古学研究者森嶋稔によって昭和35年(1960)5月に発見された、旧石器時代とみられる遺跡。15m四方の範囲に分布を異にして4群の石器群が確認されている。その内、a石器群(杉久保系でナイフ形石器と彫刻器を主とする文化)に分類されたもの。

上ヶ屋遺跡b石器群

上ヶ屋遺跡は、長野県の考古学研究者森嶋稔によって昭和35年(1960)5月に発見された、旧石器時代とみられる遺跡。15m四方の範囲に分布を異にして4群の石器群が確認されている。その内、b石器群(茂呂系でナイフ形石器と尖頭器に代表される文化)に分類されたもの。

上ヶ屋遺跡c石器群

上ヶ屋遺跡は、長野県の考古学研究者森嶋稔によって昭和35年(1960)5月に発見された、旧石器時代とみられる遺跡。15m四方の範囲に分布を異にして4群の石器群が確認されている。その内、c石器群(東山系で石刃と尖頭器に代表される文化)に分類されたもの。

上ヶ屋遺跡d石器群

上ヶ屋遺跡は、長野県の考古学研究者森嶋稔によって昭和35年(1960)5月に発見された、旧石器時代とみられる遺跡。15m四方の範囲に分布を異にして4群の石器群が確認されている。その内、d石器群(国府系で横長の剥片を原料とする石器群の文化)に分類されたもの。

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