奥道具

 奥道具とは、藩主やその家族が私的な場で使用した大名道具をさします。調度や衣服、婚礼道具などを主に展示しています。

掻巻

8代藩主・真田幸貫の子である幸良の正室(貞松院)所用の綿入り夜着。吉祥文様が配されている。

産着

赤ん坊に着せる祝着の産着。

広蓋

3代藩主・真田幸道の正室(法雲院)所用と伝わる、服や手廻り品を入れるための道具。

香道具箱 貞松院所用

8代藩主・真田幸貫の子である幸良の正室(貞松院)所用と伝わる香道具。

湯桶及盥

6代藩主・真田幸弘の正室(真松院)の道具。配されている梅鉢紋は、実家である白河藩・松平家の家紋。

源氏小鏡 信安正室所用

5代藩主・真田信安の正室(匡章院)の道具。源氏小鏡は源氏物語の概説書。

松代十二箇月図巻

四季の行事の様子が描かれた図巻。松代藩の女性画家・恩田緑蔭筆の原本を写したものと伝わる。

源氏かるた

源氏物語を題材にしたかるた。各巻の特徴を表した源氏絵と作中の和歌で構成されている。

一升徳利

松代焼の徳利。松代焼は江戸時代に松代藩の殖産興業政策のひとつとして始まったやきもの。

十二ヵ月屏風

屏風の一扇ごとに1月から12月までを詠んだ歌と、それにちなんだ背景画が描かれている。歌は8代藩主・真田幸貫の実父である松平定信が、背景画は定信のお抱絵師・谷文晁が手掛けたもの。

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