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第一編 人物誌
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第二章 全盛期(足利時代より豐臣時代迄)
(一〇二)紅粉屋宗陽
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紅粉屋宗陽
(茶事談、茶人系傳全集、
堺鑑
には輕粉屋とあるが、今は
全堺詳志
及び數寄者名匠集による)は堺の茶人で、
武野紹鷗
の門弟である。(茶事談、茶人系傳全集)御物名物記に
雲山衝肩
の茶入、【
宗陽肩衝
】世に
宗陽肩衝
と稱せらるゝものは、原と宗陽の所藏によつて斯く名けられ、後金森家に移り、更らに京極安智老の手に歸したと云つてゐる。(數寄者名匠集)