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第一編 人物誌
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第二章 全盛期(足利時代より豐臣時代迄)
(一二八)伊丹屋紹無
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伊丹屋紹無
は堺の人で、【
心甫庵
】
心甫庵
と號した。(數寄者名匠集)
茶湯
を
利休
に學んだ。(茶事談、數寄者名匠集)家富み、多くの名器を所藏してゐた。御物名物記に、
利休
作筒の花入、銘
尺
と稱するものを藏したが、此花入は後に海部屋市左衞門の手に歸したと見えてゐる。(數寄者名匠集)