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目次
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第一編 人物誌
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第二章 全盛期(足利時代より豐臣時代迄)
(一五一)中西西順
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【裱裝の名工】
中西西順
は大和笠置の人、(
堺鑑
下、
全堺詳志
卷之下)裱裝の名人として聞こえ、
利休
に招かれて堺に居り、專ら裱具を事とした。生國を家號とし、代々奈良屋と號した。西順より子孫相傳へ、
慶勝
、
慶音
、
慶庵
、
慶巖
に及び、皆上手として、其名聲を馳せた。