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第一編 人物誌
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第三章 爛熟期(大阪陣より明治維新迄)
(四八)松嶽紹長
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【堺人半井氏】【
大徳寺
住職】紹長、字は松嶽、堺の人、俗姓半井氏、
玉仲
宗琇の法を嗣ぎ、文祿二年九月
大德寺
の第百三十七世となり、山内に金龍院を創建した。(龍寶山大德禪寺世譜)將軍
德川秀忠
の命により、元和三年九月擯出せられた。【擯出の濫觴】是れ出山の濫觴である。(紫嚴譜略、寶山住持世記上)寬永三年三月朔日三井寺山内尾藏寺の專藏坊に示寂した。世壽七十一歳。(龍寶山大德禪寺世譜、寶山住持世記上)