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第一編 人物誌
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第三章 爛熟期(大阪陣より明治維新迄)
(一三三)藤井道庵
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【法橋道庵】
藤井道庵
諱は
宗德
、醫を業とし、法橋に敍せられた。【
澤庵
に参ず】其名
泉南
に振ひ、又
澤庵
宗彭に參し、德行を以て稱せられた。寬永頃の人である。(明暗雙雙集卷之二、四、同拾遺)【子孫】元祿二年の堺大繪圖に、戎之町に
藤井道庵
の屋敷が見えて居るが、卽ち藤井家は代代道庵を襲稱したものであらう。