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(四)智禪寺

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 智禪寺圓戒山と號し、【位置】戎之町東四丁字禪通寺筋にあり、天台宗眞盛派西教寺末、寺格五等。【開基】天文二年三月禪海の開創で、(社寺明細帳)【舊塔頭】寶永元年の交には在仲、智典、慶珍三庵の名目があつた。(堺南北寺院塔頭之諸出家印鑑帳)【本尊眼明如來】本尊阿彌陀如來は眼明しの如來と云はれ、傳多田滿仲夫人の歸依佛で、始め大和多武峯に奉納したのを移したものであるといふ。(攝陽群談卷第十三)【堂宇】本堂、庫裏、鐘樓を具へ、境内六百五坪、(社寺明細帳)【墓碑】鐘樓の傍に敬亭田中治兵衞の墓碑がある。