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(五二)廢梅翁寺

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 梅翁寺旭向山恩光院と號し、【位置】寺址は錦之町西二丁字梅翁町(現錦西小學校所在)にあり、淨土宗西山派京都禪林寺末、【沿革】慶長十九年正月梅道の開基で、寬永七年歡空長讚によつて再興せられ、翁天神の別當であつた。(翁天滿宮略緣起、社寺明細帳)本堂及び庫裏あり、百二十三坪の境域を有したが、【移轉】大正二年六月大阪市へ移轉の許可を得、同年十月同市西區九條南通四丁目に改築された。(社寺明細帳、大阪府全志卷之五)境内に吉川俵右衞門の墓碑があつたが、神明町東二丁超願寺に移された。(堺市史蹟志料)