月藏寺は青陽山と號し、【位置】柳之町東二丁字寺町にあり、日蓮宗妙國寺末で、寺格永聖跡。【開基】明應四年本光院日了の開創で、もと櫻之町北橫町字燈籠の辻にあつて本光坊と稱したが、【沿革】天文十二年今の地に移轉して、月藏寺と改稱した。(月藏寺調査書)安永四年再建、明治四十三年十月庫裏を改築した。【本尊】本尊は題目寶塔、釋迦、多寶二佛、上行無邊行、淨行、安立行の四菩薩、文殊、普賢兩菩薩、四大天王及び宗祖日蓮で、【堂宇】本堂、庫裏、鐘樓、納屋、門及び門番所がある。妙見堂は寬政五年創建、弘化三年の再築である。境内九百九坪、(社寺明細帳)【墓碑】墓地に風間六右衞門尉の墓碑がある。