妙圓寺は法入山と號し、【位置】戎嶋四丁字戎嶋附洲新田難波屋開にあり、本門法華宗妙蓮寺末、寺格永聖跡。【開山】文祿元年九月本山妙蓮寺第十三世權僧都法印日舜の開創で、京都市上京區六軒町出水下ル七番町にあつたが、【移轉】明治二十九年十一月移轉し、【再興開基】食滿藤平資財を出して再建したものである。【本尊】本尊題目寶塔、釋迦、多寶二佛、【堂宇】本堂、庫裏、納家、門、門番所あり、境内五百九十一坪を占めてゐる。（社寺明細堺）