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目次
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第一編 札幌の自然史
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第一章 地形の特性
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第三節 扇状地と河岸段丘
発寒川扇状地
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西区の平和の滝付近(標高一八〇メートル)および盤の沢出口付近(同一六〇メートル)を扇頂点とする
発寒川扇状地
は、北東に向かって広がり西野・手稲東・発寒・山の手・琴似などを経てJR函館本線付近(同一五~一八メートル)で地下に潜伏している。傾斜は
札幌扇状地
よりも急で、現在でも西野付近を歩くとかなりの登り坂を意識するほどである。形成時期は
円山
扇状地とほぼ同時期と考えられる。