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目次
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第一編 札幌の自然史
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第一章 地形の特性
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第四節 北部の平野
石狩海岸平野
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太平洋戦争が終わった昭和二十年ころの札幌の市街地は、
札幌扇状地
の上が主体で北はせいぜい北二〇条付近までしか住宅がなく、その北は石狩海岸まで広々とした平野が広がっていた。この平野は
石狩海岸平野
とよばれ、地形的にも特徴のある平野なのである。この平野は石狩海岸から内陸へ向かって四つの地形区に分けられる。すなわち、①
石狩海岸砂丘
、②
花畔砂堤列地帯
、③
紅葉山砂丘
、④後背低地などである。
図-5
石狩海岸平野
の地形