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目次
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第二編 先史の札幌
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第三章 縄文時代
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第一節 早期・前期
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一 遺跡の分布
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豊平川扇状地の遺跡
◇T七六遺跡(豊平区平岸四条一一丁目)
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分布調査にて、T三一〇遺跡にて検出した土器と同種の土器があることが確認されている。平岸坊主山の西側の
豊平川扇状地
(平岸面)と
月寒台地
の接する地域にあたり、標高は五〇~六〇メートルである。
その他、昭和十二年の報文には東裏(T七四遺跡=豊平区平岸四条一〇丁目付近に相当)において古式の厚手土器と手持石杵(
北海道
式石冠)が出土していることが記載されている。