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目次
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第四編 イシカリの改革とサッポロ
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第三章 諸藩のイシカリ調査
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第二節 諸藩の関心
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二 佐賀藩
松浦武四郎の建言
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与七郎がスッツから戻る折、武四郎は両人へ書状を送っている(
燼心餘赤
)。それによると、
佐賀藩
の
蝦夷地
の開拓方針としては、まず藩内の産物である陶器・蠟燭(ろうそく)・麵(めん)類・鬢附(びんづけ)・紙・煙草(たばこ)を箱館に廻送し、これらの販売金をもとに開拓資金をつくり、また一方では市中商人や
蝦夷地
の請負人へ貸し付け、利殖の増大をはかることを提言している。さらに、
蝦夷地
の中ではクスリ(釧路)が、最も開墾地として有望なことを推奨している。