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生命・火災・海上等の保険

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 三十二年刊行の『札幌案内』によれば、当時の札幌には二〇社程の生命・火災・海上等の保険会社の代理店があった。実際二十八年五月十七日に起こった狸小路の火災では、東京火災、明治火災等の保険会社から火災保険加入の被害者それぞれ五人に一三〇円から五〇〇円の保険金が支払われており、当時の『北海道毎日新聞』には、生命・火災等の保険加入の募集広告が見られる。

写真-2 生命・火災保険広告
(右・北海道毎日新聞明治29年1月14日付、左・同30年10月19日付)