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北海民燈

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 同新聞は二十六年五月、札幌神社宮司をやめて北海道毎日新聞社に入社した阿由葉宗三郎を主宰として創刊されたもので、印刷その他は阿部宇之八の援助によった。はじめは雑誌形態だったらしく、『道毎日』によれば、一時休刊していたのが同年十一月二十五日に第一〇号を発行したという(十一月二十六日付)。また十一月二十六日付の広告では常に「北海民燈」となっていたのが、十二月二十一日付のものでは「日刊新聞 北海民燈」となっている。おそらくこの頃から日刊となったのであろう。しかし当時小樽に日刊新聞がなくなっていたため、翌二十七年六月にこれを小樽に移し、十一月に『小樽新聞』と改題した。