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郵便量の変遷

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 この時期の郵便量の変遷は、明治四十三年から札幌区で発行された『札幌区統計書』及び『札幌区統計一班』で集計したものが、表2のようになっている。しかしそのため他町村についての数値は含まれていないと思われる。また『北海道毎日新聞』(後に北海タイムス)では毎年毎月というわけではないが、郵便関係の月報が載っている。それでは明治三十三年二月分の数値は、郵便引受二五万三五一二通、郵便配達一七万一八四一通である。この数値と表2の数値を比較すると、社会の発達と共に利用数量が増えていることが判明する。しかし小包の利用数がほとんど横ばいなのは、不明である。輸送機関の発達のため輸送方法が多様化しつつある事を示しているのであろうか。
表-2 札幌区内郵便及び小包数
年度郵便引受小包引受引受合計郵便配達小包配達配達合計
明治39年度5,373,388114,8305,488,2184,151,06794,9984,246,065
明治40年度6,463,752136,8506,600,6025,912,574106,7596,019,333
明治41年度6,865,944139,5227,005,4665,998,948134,4546,133,402
明治42年度8,766,427 66,9988,833,4257,538,521100,1737,638,694
明治43年度9,073,580176,6949,250,2437,715,191189,8187,905,009
明治44年度9,715,302 56,7079,772,0097,833,975183,9848,017,959
明治45・大正元年度8,339,793 53,6378,393,4308,086,263166,8878,253,150
大正 2年度9,870,638 56,9849,927,6228,230,573165,2658,395,838
大正 3年度9,515,589125,7639,641,3528,006,178135,0428,141,220
大正 4年度10,655,551216,15910,871,7109,457,193196,2659,653,458
大正 5年度12,336,445289,74412,626,18910,481,071211,82510,692,896
大正 6年度13,607,968 45,70013,653,66813,675,535163,47213,838,707
大正 7年度16,356,534 59,37316,415,90716,523,898193,06916,716,967
大正 8年度17,807,782 56,38117,864,16314,959,221161,02015,120,241
大正 9年度17,508,264 39,05517,542,31914,849,100157,46415,006,564
大正10年度15,534,034133,61615,667,65016,435,274304,89016,740,164
大正11年度18,663,021436,34719,099,36819,521,221356,32119,877,542
札幌区統計書』(明43~45),『札幌区統計一班』(大2~13)より。数値は原文のまま。