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札幌市土木課都市計画係の設置

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 札幌市の都市計画関係の部署は、『札幌市事務報告』(自大正十一年十月至大正十一年十二月)では、土木課都市計画係として設置されている。おそらく前述の新聞報道のように、市制施行と共に設置されたものであろう。『札幌市事務報告』でその組織を見ると、十一年十月以降の庶務課庶務係の事務報告中の「文書収受発送件数」表に、土木課都市計画係として初めて登場し、収受発送の文書数が記録されている。組織が明らかになるのは十三年以降で、書記一人、雇一人となる(大正十三年札幌市事務報告。その後の職員数については各年度の札幌市事務報告参照)。
 都市計画係は後述のような都市計画事業のための調査を行うと共に、その他都市計画に関連するさまざまな政策や事業の調査、図表作成や交渉事務などに当たっている。直接都市計画事業のために取り組んだものを除いた、昭和二十年までの主なものを列挙すると以下のようになる。
行政区域内の高低測量。交通調査。路上工作物調査。市街地建築線測量調査。市道と民有地の境界調査。官民地境界調査。建築線指定申請による私道調査。道路中心調査。札幌市への編入区域の道路基線測量調査。公園、墓地新設工事。防空緑地防空企画の調査設計。等々(大正十三~昭和二十年札幌市事務報告)。