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道庁正門前通の舗装

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 だが先の都市計画調査方針にあるように、函館・小樽ではすでに道路舗装が開始されていた。札幌で初めて道路が舗装されるのは、模範道路として行われた「道庁の正門前より停車場通行電車通まで六〇間」(北タイ 大13・3・9)と豊平橋橋面である(札幌市史 政治行政篇)。
 道庁前通は、延長一一七・二七メートル、幅一四・五四メートル、車道面積一八五六・五平方メートルを木塊舗装し、歩道はシートアスファルト舗装(アスファルトモルタル舗装とも出てくる)で、面積六五八・五平方メートルを施工し、翌十四年に完成した。だがまだ道路も満足にない開拓地があり、この舗装費用があればより多くの殖民道路ができるはずであるという批判もあったという(北海道舗装史 上)。しかし、この舗装道路は試験的なものではあったが「札幌の気候に適しなかったのか、工法が粗末であったのか」「翌年になると所々ふくれ上がり、二・三年後の豪雨で相当浮き上がってしまった」という。そのため昭和五年に根本的舗装を行い、「細粒式瀝青剤鋪装工事」を施した(札幌市史 政治行政篇。北海道舗装史では、「木塊舗装の上にアスファルト混合物でオーバーレイを実施」とある)。