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森林の現状

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 本市の森林面積は七万一六三五ヘクタールで、市域面積の六四パーセントを占めている。これを所管区分でみると、国有林五万五七八六ヘクタール(七八パーセント)、民有林一万五八四九ヘクタール(二二パーセント)となっている。民有林のうち、その他国有林九七八ヘクタール(一パーセント)、市有林一五一六ヘクタール、(二パーセント)、私有林一万三二五八ヘクタール(一九パーセント)である(表57参照)。
     表-57 所管別森林面積の推移(単位:ha、%)
年度市域面積森林比率総数国有林その他国有林道有林市有林私有林
昭37100,8676565,13555,0141,3628,759
 42111,7986673,47257,5641,57814,321
 47111,7986572,19758,0131,59512,589
 52111,8016471,72258,0131,59512,114
 55111,8026572,35956,1531,6281,60512,973
 60111,8016471,40356,1369101,46712,890
平 2112,1186471,40356,0861,0701,49912,748
  7112,1126370,99755,8009771,48712,636
 12112,1126471,63555,7879781,57613,258
『石狩の民有林』各年、『札幌市の農業』各年、『市政概要』各年による。
昭和25年以前の国有林にはその他の国有林を含む。
昭和37年の分には手稲町の分は含まれていない。

 市全体の森林蓄積は九一四万立方メートルであり、これを所管区分でみると国有林七三七万立方メートル(八一パーセント)、民有林一七七万立方メートル(一九パーセント)となっている。一ヘクタールあたり蓄積は市域平均で一二八立方メートル、国有林一三二立方メートル、民有林一一二立方メートルである(石狩空知地域森林計画書 平14)。
 人工造林面積については、国有林の分は不明であるが、一般民有林(民有林のうち、その他国有林を除いたもので、道有林や市町村林、私有林を合計したもの)は四〇一四ヘクタールであり、人工林比率は二七パーセントである(表58参照)。
      表-58 森林資源(一般民有林)の推移(単位:ha、m3)
年度区分総数立木地無立木地
人工林天然林
針葉樹広葉樹針葉樹広葉樹針葉樹広葉樹
昭47面積13,97213,3164,1064,065419,210656
蓄積904,886904,886428,991475,895392,939388,6714,268511,94740,320471,627
 52面積14,63313,8904,2004,146549,6900659
蓄積1,012,1161,009,630502,920506,710474,463469,4305,033535,167501,677
 55面積14,49413,7205,0798,6414,1774,102759,5439778,566774
蓄積1,144,7791,144,779625,266519,513563,555557,4136,142581,22467,853513,371
 60面積14,27113,5054,5558,9504,1204,046749,3845098,876766
蓄積1,301,8331,301,833704,442597,391674,625667,6976,928627,20836,745590,463
平 2面積14,15413,6494,4849,1634,0793,997829,5684889,080508
蓄積1,450,8561,450,856804,706646,150776,321766,3719,950674,53538,335636,200
  7面積14,12413,5894,6428,9563,9983,920789,6007218,878526
蓄積1,573,9381,573,938908,130665,808861,328849,45311,875712,61058,677653,933
 12面積14,77514,2864,6569,6304,0143,9347910,2727219,551489
蓄積1,768,3591,768,359996,391771,968946,863934,10212,761821,49662,289759,207
『石狩の民有林』各年による。

 林道の現況をみると、国有林の分は不明であるが、一般民有林林道の延長は一万四七七三メートルであり、その林道密度は〇・八メートルとなっている(後掲の表66参照)。
 次に一般民有林(以下、単に民有林と称す)をみると、林種別面積構成は人工林四〇一四ヘクタール(二七パーセント)、天然林一万二七二ヘクタール(七三パーセント)である(表58参照)。民有林中の人工林の樹種別面積構成はカラマツ七四パーセント、トドマツ一八パーセント、その他八パーセントとなっている。天然林は広葉樹が八七パーセントを占め、針広混交林は一三パーセントである(前掲 石狩空知地域森林計画書)。
 民有林中の人工林の大半を占めるカラマツの齢級別面積をみると五齢級(二一~二五年生)、六齢級(二六~三〇年生)、七齢級(三一~三五年生)、八齢級(三六~四〇年生)、を合計すれば八〇パーセントに達する(石狩の民有林 平4)。
 民有林の種類別面積は、普通林が一万二三五九ヘクタールで八四パーセント、制限林が二四一五ヘクタールで一六パーセントを占めている。制限林の大半は保安林であり、他に砂防指定地、自然公園、都市計画法による風致地区などがある。保安林の内訳は水源かん養保安林七五〇ヘクタール(五五パーセント)、土砂流出防備保安林二三八ヘクタール(一八パーセント)、以下、土砂崩壊防備保安林、防風保安林、保険保安林、風致保安林がある(表59参照)。
表-59 保安林(一般民有林)種類別面積の推移(単位:ha)
年度総数水源かん養土砂流出防備土砂崩壊防備防風保健風致
カ所面積カ所面積カ所面積カ所面積カ所面積カ所面積カ所面積
昭48(1)16(137)1,29837274161231137(1)(137)6271
 53(1)19(131)1,22537189135231131(1)(131)4238
 55(3)27(164)1,304472616208231131(3)(164)4236
 60(5)40(167)1,331674622218571129(3)(162)(2)6(5)231
平 2(7)48(173)1,4996746(3)25(7)222(1)7(4)8(1)1(127)127(2)3(33)1606236
  7(9)56(173)1,5236746(4)(7)237(1)8(3)8(1)4(126)132(3)4(37)1646236
 12(9)55(181)1,357775028238985137(6)(170)(3)6(11) 224
『石狩の民有林』各年による。飛砂防備、干害防備、なだれ防止の各保安林は該当するものはない。