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創価学会

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 創価学会(本部東京都新宿区)は、昭和四十八年に北海道広布二〇年という節目を迎え、同年より「広宣流布は北海道から」をスローガンに、新たな活動を展開していった。四十八年九月九日に第一回の北海道青年部総会が開かれ、テーマは「新開拓」であり一万二〇〇〇人が参加していた。第一回の北海道学生部大会も、同年十二月九日に開始されていた。四十九年九月二十九日には各大学を単位とした大学会、高校会が結成されていた。
 創価学会は各種の文化運動が活発であったが、主なものでは四十四年九月十七日に第一回北海道芸術祭、五十三年六月十八日に第一回北海道合唱祭、五十五年十月十六日に第一回北海道音楽祭を開催している。反戦・平和運動では四十九年に靖国法案反対運動があり、青年部が反戦平和集会を催し、五十一年には北海道反戦出版委員会による千島・樺太引揚者の記録をまとめた『北の海を渡って』『望郷の島々』などの出版もあり、各種の難民救済の街頭募金も継続的に行われていた。近年では、平成五年の北海道南西沖地震、十二年の有珠山噴火の救援活動などもある。
 札幌市内の施設では、北海道本部別館(中央区宮の森四―一)が四十八年九月七日、五十一年には札幌文化会館(北区北一九西四)が九月二十四日、北海道文化会館(中央区宮の森四―一)が同月二十五日に開館していた。さらに、北海道池田講堂が六十二年十二月十八日、新たな北海道文化会館が六十三年七月十五日、北海道国際女性会館が平成九年十月十二日に開館している(以上、厚別区上野幌一―一)。
 市内各区を単位に文化会館も設置されているが、各館の設置は以下のとおりである。
札幌北(北一九西四、昭63、旧札幌文化会館)、豊平(福住二―三、昭62・7・24)、札幌南(南区川沿四―二、昭63・3・19)、札幌中央(中央区宮の森四―一、昭63・7・15、旧北海道文化会館)、白石(厚別区上野幌一―一、昭62・12・18、池田講堂に併設)、札幌東(東区北二六東二二、昭63・11・5)、札幌西(西区山の手一―一、平6・4・23)、手稲(手稲区曙五―一、平11・7・16)

 また、羊ヶ丘会館は四十五年八月十五日に開館し、四十八年九月九日に青年センターが併設されていた。
 創価学会では北海道の広布を重視し、それを記録にとどめるため、『北海道広布二十年史』(昭49)、『北の春秋』(三〇周年記念出版、昭58)、『北海道広布四十年史』(平6)を刊行している。