松代案内 35 真如山萬法寺
写真をクリックすると、フルサイズの画像が表示されます。
真如山萬法寺(しんにょざん まんぽうじ)
宗派/浄土真宗本願寺派 本尊/本尊/阿弥陀如来
西国の浪士伊藤兵部信俊は、法難に遭い親鸞聖人越後へ流罪の際、聖人を慕い弟子となり、順仏と号した。聖人放免後、東国へ向かう途中、十字の名号を与えられ、東寺尾で布教、萬法寺を建てたとされる。その後、八代蓮如上人が、この寺に六字の名号を送ったという。本尊阿弥陀如来は「正元元年(一二五九)伊藤兵部信俊という者親鸞聖人に帰依して寺を創建」と寺伝に記されている。境内には太子堂があり、善光寺信仰とも縁の深い聖徳太子(松代の仏師黒岩慶篤作)を祀り、祭礼も続いている。日本最初の新劇女優として知られる松井須磨子生家小林家の菩提寺でもある。なお、松井須磨子の墓は松代清野の生家裏山の墓地にある。