37荒神堂

松代案内   37   荒神堂
荒神堂
荒神堂
大鋒寺
大鋒寺

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荒神堂(こうじんどう)

荒神堂は、城下町松代の町人町八町の一つ荒神町にある入母屋造、妻入の向拝付きの社。外陣・内陣・内々陣から構成され、現在の社殿は、鬼瓦の中にあった木札から弘化二年(一八四五)創建(葺き替)と判明。向拝部には立川流の彫刻。木鼻正面に阿吽の獅子鼻、側面に阿吽の獏鼻。正面虹梁には深彫の菊華と葉、持ち送りには、波間に遊ぶ三匹の神亀、中備に二匹の龍、手狭には松に鶴が彫られている。内々陣に文政十年(一八二八)奉納の本尊を納めた精緻な彫刻を施した極彩色の宮殿と旧村社・火神三柱神社社殿を保管。旧千曲川流域沿いにあり、床下は特殊な高架建築構造。 仏教、修験道の三宝荒神信仰が結びついた屋内の神は、火の神や竈(かまど)の神として、屋外の地荒神は、山の神、屋敷神、氏神、村落神の性格も付与される。また牛の守護神、牛荒神の信仰もある。国登録有形文化財。

長野市松代松代762