墨書土器(ぼくしょどき)とは、主に奈良・平安時代に当時の人々が土器に墨(すみ)で文字・記号・絵画などを書いたものです。八千代市内では3千点を越える墨書土器が出土しており、その中で上谷遺跡(かみやいせき)・白幡前(しらはたまえ)遺跡・北海道(ほっかいどう)遺跡・権現後(ごんげんうしろ)遺跡から出土した12点の特に貴重な墨書土器を、市の指定文化財としています。「上谷遺跡をはじめ新川流域(しんかわりゅういき)出土の祭祀(さいし)関連墨書土器群」と名付けています。長寿(ちょうじゅ)や病気平癒(びょうきへいゆ)を祈(いの)る文を書いたものと推定され、他に地名・人名などが書かれた歴史上重要なものです。この12点を画像で見ることができます。