江戸時代の旅のおはなし
伊勢参り

治右衛門さんはいろんな場所へ行きましたが、一番良かったところはどこでしたか。

それはもちろん伊勢神宮です!江戸時代は「伊勢参り」が大流行したんですよ!

どうして人気だったのですか?

江戸時代、普通の人たちは、旅行はできなかったのですが、お寺や神社をお参りする旅なら許可されていました。特に、伊勢神宮は、みんなが尊敬する神様が祀られ、一生に一度はお参りしたい神社だったんですよ。

旅行にかかるお金はどうしたのですか?

村では「伊勢講」というグループを作って、お金を積み立て、お金が貯まったら代表の人が旅行に行く、というしくみがありました。

旅の計画はどうやって立てたのですか?

伊勢神宮のそばには「御師」というツアーコンダクターみたいな人が住んでいて、宿や食事の手配から御祈祷(神様にお願いごとを伝える儀式)まで手厚くサポートしてくれたんですよ。

わあ、なんだか楽しそう。伊勢はどんなところだったんですか?

二見ヶ浦という海に面した景色の良い所にお茶屋さん、今でいうカフェがあったり、朝熊岳には名物の胃腸薬「万金丹」が売られていました。古市では、大勢のダンサーが踊る「伊勢音頭」を楽しむこともできたのですよ。伊勢神宮は、「外宮」と「内宮」ほか、たくさんの神社があって、回るのも大変なぐらいでした。

テーマパークみたいなところなんですね。わたしも行ってみたいなあ。

伊勢神宮は、今でも人気の観光スポットですよ。
