江戸時代の旅のおはなし
旅の費用

さて長い旅行となると、服や荷物よりも考えなくてはいけないのは旅行にかかるお金です。

毎日の食事や泊まる場所のお金、それからお土産にもけっこうかかりました。

旅行にはいくらぐらいかかったのですか?

宿に泊まるのに1泊2食つきで平均183文、伊勢での宿泊費は2泊で1両2朱、昼ごはんに平均66文、そのほか川を渡る料金、土産物代などを含めて、全部で8両ぐらいかかりました。

今のお金と違うから、どれくらいなのかよくわからないな。

江戸時代のお金の価値を今の価値で考えるのはとても難しいのです。ひとつの目安として、治右衛門さんが旅をした江戸時代後期のおそばを、今の値段と比べてみましょう。
そばは1杯16文くらいでした。今のかけそばを1杯400円と考えます。1文いくらになるか考えてみましょう。
そばは1杯16文くらいでした。今のかけそばを1杯400円と考えます。1文いくらになるか考えてみましょう。
計算してみよう!① こたえ
江戸時代のそば16文=かけそば400円
400 ÷ 16=25
江戸時代の1文は現在の25円の価値と同じ
400 ÷ 16=25
江戸時代の1文は現在の25円の価値と同じ

江戸時代のお金には、金貨・銀貨・銅貨の3種類がありました。銅貨1枚が1文で、江戸時代後期は6500文と金1両が同じ価値でした。6500をかけると1両が今の価値でいくらになるかわかりますね。旅行代金8両が今の価値でいくらくらいになるか考えてみましょう。
計算してみよう!② こたえ
江戸時代後期のお金の価値
金貨1枚(1両)=銅貨6500枚(6500文)
現在の1文の価値25円をかけると・・・
6500 × 25=162500
1両は16万2500円になり、旅行代金の8両をかけると・・・
162500 × 8=1300000
旅行代金は130万円でした!
金貨1枚(1両)=銅貨6500枚(6500文)
現在の1文の価値25円をかけると・・・
6500 × 25=162500
1両は16万2500円になり、旅行代金の8両をかけると・・・
162500 × 8=1300000
旅行代金は130万円でした!

たくさんのお金を持ち歩くのは、重くなかったですか?

すべてを銅貨で持っているとすごく重いので、金貨や銀貨を持ち歩き、途中で銅貨に交換しながら旅をしました。日記帳には、どこでいくらに交換したか、ちゃんとメモしておきました。

治右衛門さん、さすがです!