江戸時代の旅のおはなし
旅の服装と持ち物

旅行のとき持ち物や着替えはどうしていたんですか?

江戸時代の人がどういう服装や荷物で旅行していたか、見てみましょう。

わたしが旅行をしたのは寒い時期だったので、もう少し暖かい服も着ていましたが、だいたいこの絵のような服装です。

下半身は、「ももひき」というズボン型の下着に「脚絆」というすねを保護するものをつけていました。足元は、くつしたの役割をする「足袋」にわらじを履いていました。

上半身は、着物にカッパをまとい、頭には笠をかぶっていました。

動きやすそうな服装ですね。荷物はどうやって持っていたのですか。

荷物は、「行李」と呼ばれる竹などを編んで作った入れ物を肩にかけたり、ふろしきに包んで背負ったりしました。

ふろしきって、大きな布だよね。おばあちゃんの家にあった。

持ち物は、着替えのほか、手拭い、ガイドブック、日記帳、脇差(短い刀)、矢立などです。

矢立って何ですか?

今でいうペンケースのようなもので、墨と筆をコンパクトに収納できるものです。

治右衛門さんは、毎日日記を書いていたから大事なものだったんですね。

それから、旅行するときには大切な書類がありました。関所を通るときに見せる「関所通行手形」です。

関所って何ですか?

旅人や荷物の検査を行い、あやしい人が通らないかを取締まった施設です。この旅でも何度か通りました。

旅行をするのにいろいろな準備が必要だったことがよくわかりましたね。
