キリスト教

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 元和年間に、イエズス会所属のアンジェルスとカルバリオが、松前地方に来て布教しているが、箱館や亀田に信者が存在した形跡はない。切支丹禁制令はしばしば出され、天和2(1682)年5月には「はてれんの訴人 銀五百枚」(『松前福山諸掟』)と懸賞が出されている。また元禄4年藩主から亀田奉行への覚書には「切支丹宗門改の時分、念入候様、名主五人組共に能々申付べく候事」とある。