消防組の設置

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 箱館にはこれまで消防組の設けがなかったが、この大火を機会にこれが設けられたもののごとく、同年10月元締役蛯子七左衛門が申渡した達しによると、
 
一 箱館市中出火消防定雇
     一箇年米六俵  井戸屋吉兵衛
     同米四俵づつ   外に十四人
       〆拾五人
右出火消防定雇申付、書面の通りこれを下され、消防致し候節、吉兵衛え銭三百文、外十四人え二百文づつ下され候積、駈行のみにて手合仕らず候得ば、吉兵衛え百五十文、外人足え百文づつ遣し候積。但是は当方にて心得居候事
 渡りもの左の通
一 革羽織半てん股引

 
 その後、消防夫を増員して30人とし、転職を防ぐいわゆる足留のため1か年米64俵を支給し、消火の際は200文の外その功労によって手当を支給した、その他、旅人宿から駆けつけた者には100文を給し、消防に尽力した時は200文を給することにした。