目次
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通説編第1巻 第3編 古代・中世・近世
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第5章 箱館開港
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第12節 鉱業及び工業
工業の勃興
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箱館
における工業については、
高田屋嘉兵衛
の全盛時代、船舶の新造、修理などの事業が見られたが、同家の没落とともに廃絶し、その後わずかに
辻松之丞
の小
造船所
を残すだけとなっていた。しかるにこれがこの時代に入ると、開港時代を反映して再び造船が活発化したばかりか、いわゆる
西洋型船舶
の製造にうつり、そのほか新たに製陶、製瓦、製紙、機織などの事業が勃興した。