川上神社
石川町二六一番地にあり、祭神は須佐之男命である。
安政四年三月箱館奉行村垣淡路守より社殿造営料として金一〇両下渡され、石川に社を建立した。開拓と同時である。明治九年村社に列せられた。
『巡回日記』によれば、明治五年の石川郷は戸数二九戸、人ロ一一七人の小さな部落であり「有川村神明社氏子に相成度旨願出ル。」と記されている。
同村の発展は遅々として進まないため維持経営困難につき、その筋の許可を得て、四十四年七月、比遅里神社に合祀することになった。
昭和八年に至り分離独立して現在に至っている。例祭は八月二十四日である。