[二月]

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廻状ヲ以申達候。然ば兼て申渡置候積穀并産物牛馬調書、
当月六日迄ニ差出様被仰出候間、此段申達候。以上
   二月四日
                在 方 掛
    上山村 赤川村 大川村 七重村
    藤山郷 右村々
      ㊞  役 人 中  ㊞
 
     覚
一 人足壱人 馬壱疋
 右は御用の儀有之、明十五日出立至(致・以下同ジ) 村々相廻り候間、
書面の人馬無差支差出候様取斗可申候。以上
    二月十四日
                  石 丸 柳 平
    下湯川村より小安村迄 夫より鍛次村通り
    峠下村 大野村 有川村 夫より
    木古内村迄 右村々
              名 主 中
  十六日当(到・以下同ジ)着
右は二月十四日当村六郎殿方ニて昼弐賄并人足弐人馬弐疋
右の通継送申候間、人馬帳并御賄帳記し(す)べく(き)もの也。
 
一 二月十九日当村御百性(姓・以下同ジ)の内、極難渋の人数凌米差出申
 候人数、名主・年寄・両組頭并六郎百性代三太郎より差
 出し。
  難渋の人数配分左の通。
  壱斗七升 辰之丈四人  三 斗 与吉家内七人
  壱 斗  六右衛門家内弐人 壱 斗 喜平次家内弐人
  壱斗七升 嘉右衛門家内四人
 
 右の通名主所ニて配分いたし、相すくへ(救イ)申候。
   二月十九日
 
一 御町方白鳥藤(孫デナイカ)十郎殿、江差御町方成田石蔵殿御両人、
 上山村罷通り、馬弐疋、口取弐人差送り。
   二月晦日
 
一 御用状壱封 御用   在 方 掛
    七重村役人中
   二月晦日
     上山村え継送り