[三月]

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御用書以申達候。然ば兼て願上置候御貸附金御渡相成候間、
印形持参、早々罷出可申候。以上
   三月十一日
                在 方 掛
 
手帋(紙)を以申入候。然ば其村御百性六郎、三太郎両家の内ニ
白大五升芋有之趣承知致し、御城下表より種芋ニ御無心
御座候間、三升斗り早々差送り可給候。尤代金の儀は
其節申遣し可成候。以上
   三月十一日
               在 方 掛
 
    上山村
       名主中様
    鍛次村
 
  三月十三日
一 御役所出御用状壱封
   藤山郷 九右衛門殿  人足壱人
 右の通上山村継送申候。以上
 
一 人足弐人 馬五疋
 右の通明廿日朝五ッ時、町役所相詰可申候。差出し。
   三月十九日
 
一 御用状壱封 町役所出 藤山郷 九右衛門行
 右の通継送申候。
   三月
 
 以廻状申達候。然ば御献上椎茸製造の儀は是迄石丸柳平
掛り被仰付候処、此度同人御場所出番被仰付候ニ付、右
代り製造掛岸(峯)尾勘十郎被仰付候間、例年の通村々椎茸御
買上方同人より可申渡候間、御差支ニ不相成様製造場
え差出可申候。此段以廻状申達候。以上
   戌二月十七日      在 方 掛
  有川村より山附通石崎村迄
 三月廿九日当着